カラオケの機種のマメ知識

カラオケ機種によって歌える曲や楽しめる機能にいろいろと違いがあります。これまでに発売された主な通信カラオケ機種の違いについてのマメ知識です。

DAM

DAM は株式会社第一興商が提供している通信カラオケシステムです。1994年開始と通信カラオケ市場では後発でしたが、現在では市場シェア1位となっています。

DAM シリーズ

最初の DAM シリーズには DAM-6400(1994年発売)、DAM-6400II(1995年発売)、DAM-6400III(1998年発売)、DAM-G128(1998年発売)があります。音源は MIDI で(DAM-6400の各機種は64和音、DAM-G128は128和音)、背景映像はビデオ CD(DAM-6400の各機種)または DVD(DAM-G128) で再生されます。

DAM-6400、 DAM-6400II、DAM-6400III は2013年1月に、DAM-G128 は2016年1月にカラオケサービスが終了したため、現在では利用できません。

cyber DAM シリーズ

背景映像も含めて全てハードディスクを利用することで、演奏開始までの待ち時間が大幅に高速化されたシリーズです。音源は DAM-G128 と同等です。DAM-G50(2000年発売)、DAM-G50S、DAM-G50II(2002年発売)があります。

DAM-G50 と DAM-G50S は2017年1月に、DAM-G50II は2018年1月にカラオケサービスが終了したため、現在では利用できません。

BB cyber DAM シリーズ

ブロードバンド回線に対応し、本人映像や生音の配信が出来るようになったシリーズです。採点機能では「精密採点」や「精密採点デュエット」(DAM-G100F)が加わりました。DAM-G100(2003年発売)、DAM-G100F(2005年発売)があります。

2018年8月に新譜配信は終了していますが、今でも利用することは出来ます。

Premier DAM シリーズ

16:9画像対応や音場設定機能など、音と映像の機能が強化されたシリーズです。「精密採点II」や「LIVEカラオケ」などのコンテンツも追加されているほか、歌った曲をCDに録音して持ち帰ることも出来ます。DAM-XG1000(2007年発売)、DAM-XG1000II(2009年発売)があります。

Premier DAMシリーズで歌えるカラオケボックス一覧

LIVE DAM シリーズ

フル HD 映像に対応し、情報表示も強化されたシリーズです。採点機能では「精密採点 DX」「美川憲一のアンタ、歌えんの!?」「YOUR STORY〜あなたの歌が物語を決める〜」「シンプル採点」などが追加されました。DAM-XG5000(2010年発売)、DAM-XG5000G(2012年発売)、DAM-XG5000R(2014年発売)があります。

DAM-XG5000
DAM-XG5000
DAM-XG5000G
DAM-XG5000G
DAM-XG5000R
DAM-XG5000R

LIVE DAM シリーズで歌えるカラオケボックス一覧

LIVE DAM STADIUM シリーズ

スタジアムライブの臨場感の演出、2画面表示に対応したシリーズです。採点では「精密採点 DX-G」「精密採点DXデュエット」「ONE PIECE 採点 カラオケ王におれはなる!」「バラエティカラオケ 〜みんなでお題をクリア!〜」などが追加されました。DAM-XG7000(2015年発売)、DAM-XG7000II(2017年発売)があります。

DAM-XG7000
DAM-XG7000
DAM-XG7000II
DAM-XG7000II

LIVE DAM STADIUM シリーズで歌えるカラオケボックス一覧

LIVE DAM Ai シリーズ

読み方は「ライブダムアイ」。音声認識機能、ライティング演出機能などを搭載したシリーズです。採点では「精密採点 Ai(こちらの読み方は「エーアイ」)」「DRAGONBALL カラオケ天下一歌唱会」「シンプル採点」などが追加されました。DAM-XG8000(2019年発売)、DAM-XG8000R(2023年発売)があります。

DAM-XG8000
DAM-XG8000
DAM-XG8000R
DAM-XG8000R

LIVE DAM Ai シリーズで歌えるカラオケボックス一覧

LIVE DAM AiR シリーズで歌えるカラオケボックス一覧

JOYSOUND

株式会社エクシングが提供している通信カラオケシステムです。1992年開始と DAM よりも古くからあります。ただ一番最初ではありません。一番最初の通信カラオケは同じ1992年のタイトーからです。JOYSOUND は配信曲数が DAM よりも多いのが特徴です。

JOYSOUND シリーズ

最初のJOYSOUNDシリーズにはJS-1(1992年発売)、JS-2(1993年発売)、JS-10、JS-20(1994年発売)があります。カラオケサービスが終了したため、現在では利用できません。

HyperJoy シリーズ

JS-30(1997年発売)、JS-30L、JS-30X、JS-30VL、JS-30VX、JS-70(2003年発売)、JS-70II(2005年発売)、JS-W1(2006年発売)があります。カラオケサービスが終了したため、現在では利用できません。

CROSSO

「生演奏」楽曲に対応した他、カメラを標準装備するなどの機能を追加したシリーズです。JS-WX(2009年発売)があります。

JOYSOUND fシリーズ

CROSSO の全ての曲に加えて、UGA の一部の曲にも対応したモデルです。背景映像がフルHDに対応した他、キョクプロ機能も搭載されました。JS-F1(2012年発売)、JS-F1v(2014年発売)があります。

JOYSOUND f1
JOYSOUND f1

JOYSOUND f1で歌えるカラオケボックス一覧

JOYSOUND MAX

カラオケ専用生音源のX-Lebenを搭載したモデルです。採点アルゴリズムが進化して「全国採点グランプリ」「分析採点マスター」になったほか、「妖怪ウォッチ大採点」「チャレンジ採点」「ドキドキ採点ムービー」などの採点コンテンツが追加されました。JOYSOUND MAX(2015年発売)があります。

JOYSOUND MAX
JOYSOUND MAX

JOYSOUND MAXで歌えるカラオケボックス一覧

JOYSOUND MAX2

マイク入力のハイレゾやアリーナサウンド機能などを搭載したモデルです。JOYSOUND MAX2(2017年発売)があります。

JOYSOUND MAX2で歌えるカラオケボックス一覧

JOYSOUND MAX 2
JOYSOUND MAX 2
JOYSOUND MAX GO

みるハコに対応した他、「分析採点マスター」がリニューアルされたモデルです。採点では「分析採点AI」も追加されました。JOYSOUND MAX GO(2019年発売)があります。

JOYSOUND MAX GOで歌えるカラオケボックス一覧

JOYSOUND MAX GO
JOYSOUND MAX GO
JOYSOUND X1

全国のカラオケルームを繋ぐX PARKを搭載したモデルです。採点機能は「分析採点AI+」に、音源はX-Leben IIに進化しました。。JOYSOUND X1(2023年発売)があります。

JOYSOUND X1で歌えるカラオケボックス一覧

その他の通信カラオケシステム

UGA

株式会社 BMB が提供していた通信カラオケシステムです。株式会社 BMB は株式会社エクシングに吸収合併されたため、現在は株式会社エクシングが提供しています。

Σsystem

株式会社パスカルが提供している通信カラオケシステムです。DAM や JOYSOUND などの各社の通信カラオケシステムを中継することで、多くの曲を歌うことができます。パセラなどの店舗で利用できます。

Σsystemで歌えるカラオケボックス一覧

鉄人システム

株式会社鉄人化計画が提供する通信カラオケシステムです。DAM、JOYSOUND、UGA の通信カラオケシステムを中継することで、多くの曲を歌うことができます。カラオケの鉄人の店舗で利用できます。

鉄人システムで歌えるカラオケボックス一覧